自己 PR 文に関する文章指導についての提案 ──テキストマイニングを用いた分析から──
抄録
本稿は、大学生が「大学祭での成長」をテーマにして書いたレポートを対象とし、テキストマイニングの手法を用いて、改善が必要な文章に特徴的に見られる表現を分析したものである。 その結果、「分担」「チーム」「話し合い」等の人間関係に関わる表現が使用される文章には、書き手自身の考えや行動が具体的に書かれていない傾向があることが明らかとなった。このような傾向に対して、グループワークにおける具体的な役割を表す表現を指導をすることが有効であるという考えを述べた。 また、「失敗」と共起する表現が使用される文章は、「失敗」の内容の記述に終始してしまい、自分の力のアピールに繋がらない傾向があることも明らかとなった。このような傾向に対しては、大学祭以前の失敗を大学祭でどのように活かしたのかという観点で振り返りをするような指導が必要であるという考えを述べた。
収録刊行物
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- 名古屋短期大学研究紀要
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名古屋短期大学研究紀要 (62), 71-85, 2024-03-15
名古屋短期大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050581224891864192
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- ISSN
- 0286777X
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB