マッチ擦るつかのま書に闇ふかし ~仙台大生Zのメディア生活~

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タイトル別名
  • マッチ コスル ツカノマ ショ ニ ヤミ フカシ : センダイダイセイ Z ノ メディア セイカツ
  • For a moment when I strike a match, the book becomes dark ~Media life of Sendai University student Z~

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抄録

子どもや若者が新聞や本を読まなくなったという。仙台大学で学生に日々接している身として実は「その通り」「いやそうでもない」と明快に答えられない。理由は読書関係の調査によってはインターネットが普及していなかった1980年代と読書量がほぼ変わらないといったデータもあるからである。しかし、これらのデータを若者の実際の私生活とダブらせて考えたとき、活字離れとともにネット漬けの様子が鮮烈に印象付けられる。その光景は、歌人で劇作家の寺山修司(1935〜83年)が詠んだ短歌を本歌取りとしてなぞらえれば<マッチ擦るつかのま書に闇ふかし>とまずは上の句が浮かぶ。下の句を求めて仙台大生の数人と語り合った。

収録刊行物

  • メディア情報科学研究

    メディア情報科学研究 2 (1), 12-19, 2024-03-30

    仙台大学体育学部スポーツ情報マスメディア学科

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