プロバレーボールチームと育成チームとしての 大学バレーボール部との連携と成果について

書誌事項

タイトル別名
  • The collaboration and outcomes between a professional volleyball team and a university volleyball department acting as a development team
  • プロバレーボールチーム ト イクセイ チーム ト シテ ノ ダイガク バレーボールブ ト ノ レンケイ ト セイカ ニ ツイテ

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抄録

本研究では,プロバレーボールチームであるヴィクトリーナ姫路の育成チームである,マックスバリュ・ヴィクトリーナや関西福祉大学女子バレーボール部と,ヴィクトリーナ姫路の育成組織から独立したヴィアーレ兵庫を対象にそれぞれのチームの取り組みについて調査し,それぞれのチームが連携することでどのような成果が得られているのかを明らかにした.その結果,同じヴィクトリーナ姫路の育成チームであるマックスバリュ・ヴィクトリーナと関西福祉大学女子バレーボール部が連携したことで実業団チームと大学女子バレーボール部の強化ができ,それぞれの試合での結果に結びつけることができるという成果が出た.また,ヴィアーレ兵庫は独立したため,ヴィクトリーナ姫路の下部組織ではなくなったが,これまでの成果によって現在も大学生を実業団チームに派遣するなどの連携ができている.今後の課題としては,さらに大学の強化を図るために大学連盟での試合出場機会が少ないメンバーを実業団チームに派遣し,試合に出場できる機会を増やすこととスキルアップが必要であると考えた.そして関西福祉大学卒業後,ヴィアーレ兵庫に入団できる選手を増やしていきたいと考える.さらにはプロバレーボールチームであるヴィクトリーナ姫路に入団できる選手を輩出することが,これまでプロチームと育成チームが連携した最大の成果を実現できるのではないかと考える.

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