A県内のがん疼痛への看護ケアの実践状況

書誌事項

タイトル別名
  • Practical status of nursing care for cancer pain in Prefecture A

抄録

A県内でがん看護に携わっている看護師が、がん疼痛に対して行っているケアの実践状況を明らかにすることを目的に、「がんの痛みの看護ケア実践尺度」を用いて、A県内の114施設の看護師を対象に調査を行った。実践状況は5段階評価の平均で2.88±1.073~4.75±.478の範囲の中であった。現在勤務している病棟のがん患者の割合、緩和ケア病棟での経験、経験したがん患者のケアの人数、研修の受講経験でそれぞれ1~6項目に有意な差があった。ケアの実践は、常に行っている、たいてい行っているが概ねであったが、がんの痛みに対するチーム医療についてやや低い傾向にあり、今後強化していくことの必要性があると考えられた。

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