知的障害者の意思決定支援における支援者から見た実践上の課題

書誌事項

タイトル別名
  • Practical Issues from the perspective of consultation support specialist in Supported Decision Making for peoples with intellectual disabilities

抄録

本研究は、知的障害者の意思決定支援を実践している7名の相談支援専門員のインタビューに基づき、支援者から見た実践上の課題を調査した。分析方法はテキストマイニングを用いた。その結果、課題として6つのカテゴリーが抽出され、このカテゴリーは①本人に関わる課題と、②本人をとりまく周囲の環境に関わる課題の2つに分類された。以上のことから、知的障害者の意思決定支援の課題は、本人の意思を推定する難しさと、家族や事業所等の周囲の環境から影響を受ける難しさがある。そして支援者がこの課題に向き合い、①本人中心の考え方を強く意識していること、②チームアプローチを意識して本人をとりまく環境面との関係性を良好にすることを実践していることが示唆された。

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