カール・ロジャーズの人間観と心理療法観 : パーソン・センタード・アプローチの基盤

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  • カール・ロジャーズの人間観と心理療法観—パーソン・センタード・アプローチの基盤—
  • カール ・ ロジャーズ ノ ニンゲンカン ト シンリ リョウホウカン : パーソン ・ センタード ・ アプローチ ノ キバン

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Abstract

本研究はパーソン・センタード・アプローチの創始者であるカール・ロジャーズの人間観及びクライエント観、心理療法観を明確化することを目的とする。ロジャーズの著作を整理・検討し、ロジャーズの見方で特に重要であると考えられる内容について人間観及びクライエント観は8つの側面、心理療法観は6つの側面に分けて論じた。また、全体を通して、パーソン・センタード・アプローチは、(1)根底に人間への基本的信頼と、個人の自律性と統合に対する敬意とそれを尊重する哲学が存在すること、(2)統合性をもった全体として成り立っていること、(3)セラピストの人間としての基本的な在り方と深く結びついていることが明らかとなった。

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