時空間データ利活用に向けたF-CPS基盤の実環境における性能評価

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  • Experimental Evaluation of F-CPS Platform for Spatio-Temporal Data Utilization

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抄録

地域特化型のサイバーフィジカルシステム(CPS) として,発生場所や時間に依存する時空間データ(STD)とそれを処理するための機能を,特定の地域内に滞留させるフローティングサイバーフィジカルシステム(F-CPS) を提案している.F-CPSでは「時空間データ滞留システム」により,STDを生成された場所から直接配信し,その場に留めておく. また,STDを用途に応じて柔軟に利活用するために必要な機能(アプリケーション) は,ハードウェアやOSに依存せず様々なデバイス上で実行できる必要があるため,データサイズが軽量かつWeb 基盤上で実行可能なWebAssembly コンテナを利用する.本稿では,大学施設内の環境情報をSTD として滞留させ,Wasmを活用した機能により分析・表示するF-CPS基盤の統合試験を実施し,F-CPSによるデータの地産地消の実現可能性を評価する.

電子情報通信学会 インターネットアーキテクチャ研究会(IA), 2024年3月12日-14日, 宮古島市未来創造センター

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