アウラ~光と影~

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  • Aura─Light and Shadows─

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抄録

本研究は、ベンヤミンの理論を契機に、アウラの光と影の部分についてアプローチしたものである。まず、複製技術と一回性という視点において、写真と絵画・版画を比較し、亡き者を表現するということとして検討し、影の表現としての形見と遺影、ムンクの作品について論じた。さらに、心理臨床における写真を活用した表現技法についても考察した。アウラの息づくこと、消失しないために必要なことは、①「いま、ここで」感覚を大切にしていくこと、②イメージの力、③視点の双方向性を合わせ持つ柔軟性、であろう。

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