羽地内海及び屋我地島周辺におけるヒルギダマシ Avicennia marina 及びウラジロヒルギダマシ A. alba の分布拡大と駆除に関する考察
書誌事項
- タイトル別名
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- Distribution expansion of Gray mangroves, Avicennia marina and A. alba, in Haneji Inland Sea and around Yagaji Island, and consideration on the eradication of these species.
- ハネ ジナイカイ オヨビ ヤ ガチトウ シュウヘン ニ オケル ヒルギダマシ Avicennia marina オヨビ ウラジロヒルギダマシ A. alba ノ ブンプ カクダイ ト クジョ ニ カンスル コウサツ
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説明
ヒルギダマシAvicennia marinaは宮古島を自然分布の北限とし,沖縄島では国内移入種のマングローブである.沖縄島では,植樹活動及びこれを基としての再生産により分布域を拡大している.名護市の羽地内海では,2000年頃には植樹されたヒルギダマシが確認され,その後同内海の干潟で急激に分布を拡大している.また,新たな移入種としてウラジロヒルギダマシの分布も確認されている.ヒルギダマシは急激に分布域を拡大し,羽地内海沿岸干潟全域へ分布域を広げている.一方,ウラジロヒルギダマシは我部地区干潟の一角に分布が限られていた.本研究では,両種 の分布状況を2016年と比較し分布の変化について明にした.また,羽地内海と周辺部の干潟における拡大防止(駆除)の考え方についても考察をした.2021年の全体の分布量は,1.55倍に増加し,新たな分布場所として24ヶ所を追加した.分布場所は主に,羽地内海西側の本部半島側のワルミ海峡近傍で増えていた.これら場所では,分布量の増加が9.47倍以上で,主要な分布地である饒平名干潟やその周辺部の1.92倍未満に比べ非常に高い増加量であった.干潟で分布状況より駆除難易度を3段階(A~C)に区分した.駆除難易度BとCは,小規模の人力対応でも駆除が可能な場所である.本研究で新たに追加した分布場所は駆除難易度BとCであり,これら場所は急激に分布を拡大している場所でもある.これら場所は,更なる分布拡大を抑制する観点で重要な場所であると考察した.
収録刊行物
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- 名桜大学紀要
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名桜大学紀要 (28), 1-8, 2024-01-31
名桜大学
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050581533886253056
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- NII書誌ID
- AN10512334
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- ISSN
- 18824412
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- NDL書誌ID
- 033547262
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL