東日本大震災からの復興過程における被災者意識の規定要因 : 2020年「生活復興住民意識調査」から
書誌事項
- タイトル別名
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- Determinants of Subjective Recognition of Disaster Victims in the Recovery Process after the Great East Japan Earthquake : from the 2020 Survey of Resident’s Awareness of Livelihood Reconstruction
抄録
本研究の目的は,東日本大震災で甚大な被害を受けて,10 年を迎えた時点での岩手県・宮城県の沿岸部おける復興整備事業が実施された13 市町16 地区の住民の「主観的被災者意識」の経時的変化について「生活復興カレンダー」手法で把握するとともに,その規定要因を順序ロジット・モデル分析法で定量的に検証することである.分析結果から,「主観的被災者意識」の規定要因として,1) 仕事・職場での業績の変化,2)家計での収入・支出の変化,3)住宅の被害,4)震災前の従業上の地位,5)居住地区が抽出された.この結果は,復興まちづくりで被災者意識の軽減を図るためには,住宅再建と経済再建を一体的に取り組むことが重要であることを示唆している.
収録刊行物
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- 減災復興学研究
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減災復興学研究 1 1-12, 2024-03-31
兵庫県立大学大学院 減災復興政策研究科
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050581533887466880
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB