Hospital ward nurses’ work engagement and its relationship with work-life balance

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抄録

病棟看護師におけるワーク・エンゲイジメント(WE)の現状を明らかにし、ワーク・ライフ・バランス(WLB)との関連を分析することを目的にした。東海地方4県の病棟看護師に、郵送法による無記名自記式質問紙調査を行った。個人属性、Utrecht Work Engagement Scale Japanese、Nursing WLB Index を調査項目とし、t検定、一元配置分散分析、重回帰分析をした。有意水準両側5%、統計解析はSPSS Statistics Ver.25 For Windowsを用いた。回収数3,008名(回収率44.5%)、有効回答数2,683 名(有効回答率 89.2%)、分析2,017名とした。WEが高い要因は、小規模病床数、職位がある、既婚者、子どもがいる、主観的健康状態が高い、ちょうどよい業務量、仕事の継続意思がある、夜勤がないであった。WEとWLBには正の相関があり(r =0.462,p < 0.001)、キャリア能力開発、経営姿勢がWEに影響していた。WEは経験年数で上昇するものの全体的に低く、特に2年目以降の看護師が生き生きと働けていなかった。一方でWLBを整えることで看護師のWEが向上する可能性が示唆された。

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