健康な女子大学生の姿勢の歪みと腹臥位の感じ方および習慣の違い

書誌事項

タイトル別名
  • Association between postural alignment in healthy female university students and their feelings or habits regarding the prone position
  • ケンコウ ナ ジョシ ダイガクセイ ノ シセイ ノ ヒズミ ト フクガイ ノ カンジ カタ オヨビ シュウカン ノ チガイ

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抄録

《目的》姿勢アライメントの崩れ(以下、姿勢の歪み)の程度によって、腹臥位の主観的感じ方、および日常的な腹臥位習慣に差があるかを明らかにすることを本研究の目的とした。 《方法》対象は腹臥位をとることに支障のない健康な女子大学生19名とした。対象者には事前に腹臥位が好きか、腹臥位の習慣があるかを5件法で回答してもらった後、立位にて姿勢アライメント測定を行った。その後、対象者にはポジショニングの異なる6種類の腹臥位を各2分間とってもらい、2分間の腹臥位直後にその腹臥位姿勢に関するリラックス感について5件法で回答してもらった。姿勢の歪み測定の結果から、対象者を歪み大群(8名)、歪み小群(11名)に分け、両群間のリラックス感や腹臥位習慣に差があるかを調査した。また、それぞれの群内において6種類の腹臥位姿勢間でリラックス感に差があるかについても調査した。 《結果》両群間で腹臥位の主観的な感じ方や日常的な腹臥位習慣に差は認められなかった。また、各群内の腹臥位のポジショニングの違いによるリラックス感についても有意差は認められなかった。 《結論》比較的柔軟性の高い若年時においては姿勢の歪みによる腹臥位の主観的感じ方・習慣の間には差がなく、姿勢の歪みを腹臥位導入の指標に用いることは難しいと考えられた。

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