2週間の身体領域臨床実習で作業療法学生は何を経験しているか

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タイトル別名
  • Skills experienced by occupational therapy Students in a two-week physical function internship
  • 2シュウカン ノ シンタイ リョウイキ リンショウ ジッシュウ デ サギョウ リョウホウ ガクセイ ワ ナニ オ ケイケン シテ イル カ

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抄録

《目的》本研究の目的は、作業療法士養成課程で実施された2週間の身体領域臨床実習において、学生が活用した123項目のクリニカルクラークシップチェックリスト(以下、CCC)を基に、学生の経験の特徴を調査することである。 《方法》対象は、一養成校で2週間の身体領域臨床実習を履修し、身体領域の病院で実習が行われた2年生48名が実習期間中にClinical Educator(CE)とともに記入したCCCである。調査方法は、実習終了後に提出された各学生が活用したCCCの各項目について、見学、模倣前期、模倣後期、実施の経験(チェック状況)を調査した。 《結果》38名のCCCが分析対象となった。全項目のうち、80項目(全項目のうち65%)は、全対象のうち50%以上の学生が見学以上の経験を積んだ項目であった。そのうち、模倣前期40項目、模倣後期79項目、実施80項目が見学と比較して、有意に経験数は減少しており、多くの学生は見学と一部の模倣前期の段階に実習時間が費やされていた。 《結論》本結果から、2週間程度の実習でも、CCCを積極的に活用しながらCEと養成校教員が学生の経験している内容について情報共有を行い、臨床実習での学生の経験を予め計画することが必要と考えられた。

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