COVID-19、急性呼吸窮迫症候群に対する腹臥位療法のポジショニングに関する文献レビュー

書誌事項

タイトル別名
  • Prone positioning for COVID-19 or ARDS: A literature review
  • COVID-19 、 キュウセイ コキュウ キュウハク ショウコウグン ニ タイスル フクガイ リョウホウ ノ ポジショニング ニ カンスル ブンケン レビュー

この論文をさがす

抄録

《目的》国内における換気改善を目的とした腹臥位療法のポジショニング方法について文献レビューを行い、そのバリエーションや傾向について明らかにすることを目的とした。 《方法》文献検索には医中誌webを使用し、キーワードを「腹臥位」、「COVID-19」or「ARDS」として論文の抽出を行った。抽出された論文から、腹臥位のポジショニング(頭頚部・上下肢の位置、クッション挿入部位)に関する情報を収集し、腹臥位ポジショニングケアの傾向について検討した。 《結果》抽出した論文から重複しているもの、ポジショニングに関する具体的記載がないものを除外した11論文を本レビューの対象とした。胸腹部や下腿部へのクッション挿入などは比較的共通して行われていたものの、頭頚部・上肢の位置などのポジショニングはばらつきが大きかった。 《結論》頭頚部や上肢位置のポジショニングは各医療施設で様々なバリエーションがあり、安全な腹臥位療法を提供するためには、それぞれのポジショニングによるメリット、デメリットを明確にし、個別性の高い腹臥位を提供することが重要と考えられた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ