教員養成と教師の実践知に関する研究報告(教師の指導力 “気づき” の解明のための国際的・学際的研究:教育実践学と脳科学の融合)

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タイトル別名
  • Research report on teacher training and teacher’s practical knowledge(International and interdisciplinary research to elucidatethe ability of teachers to recognize children's behavior:Fusion of educational practice and brain science)

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抄録

本稿では、ユバスキュラ大学(University of Jyvaskyla, Finland)における様々な研究交流やディスカッションの中から、佛教大学(以降、本学と記す)の教育実習の基準と求められる教師像、本学で求められる教師像と教師の実践知研究、の 2 点を俎上に載せて論を展開した。本学で求められる教師像に関しては、フィンランドにおいても賛同を得ることができた。また、こうした教師像は教師の実践知と密接に関連していることが確認され、その解明が教師の力量形成を図る上で極めて重要であることが再認識された。さらには教師教育の側面から、エージェンシーの概念が、本学で求められる教師像を確立するためにも必要となることが論考された。他方、今回の視察で得られた情報のうち、授業において教師がまとめすぎないこと、個別最適な学びの実践、非認知能力の育成、個別最適な学びと協働的な学びの融合とバランス、等に関する研究は緒についたばかりであり、今後の課題として残された。

本学教育実習の基準

求められる教師像

教師の実践知

identifier:SH001200011829

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