べヴァリッジのパターナリズムと自由 -慈善活動と失業保険・職業紹介所の成立を通して-

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書誌事項

タイトル別名
  • Paternalism and Freedom on Beveridge. -Philanthropy,labour exchange and unemployment Insurance on Beveridge in early 20th century-
  • ベ ヴァリッジ ノ パターナリズム ト ジユウ : ジゼン カツドウ ト シツギョウ ホケン ・ ショクギョウ ショウカイショ ノ セイリツ オ トオシテ

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抄録

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【要旨】本稿は、福祉国家が形成される過程において、パターナリズムと自由の関係性という問題がどのように展開してきたのかについて検討するために、『ベヴァリッジ報告』を執筆したべヴァリッジの議論の源流である20世紀の初頭における思想に焦点をあて、べヴァリッジがパターナリズムと自由がどのように捉えられていたのかについて、彼の慈善活動や失業保険・職業紹介所に関する分析を通して検討した。その結果、べヴァリッジの議論というのは、パターナリスティックな観点から政府の介入を主張したわけではなく、むしろ実質的な自由を保障する取り組みとして主張されていたということが明らかとなった。

収録刊行物

  • 紀要

    紀要 18 1-8, 2024-03-31

    名寄市立大学

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