書誌事項
- タイトル別名
-
- カンブンケイキ ショウコウ
この論文をさがす
説明
秦始皇帝と漢武帝は、ことさら列挙するまでもなく共通点が多い。「秦皇漢武」と並び称せられるゆえんである。しかしこの2つの山に圧倒されて、文帝・景帝期は影が薄い。黄老思想のもと、積極的な施策もなく、諸侯王対策にあけくれただけという感が強いためであろう。しかし、武帝という山を見ているだけでは、なぜそんなに高くなったのかはわからない。始皇帝の前に孝公や昭嚢王、商鞍や李斯があったように、武帝をその高みに押し上げたものがあるはずである。始皇帝と武帝を点と点で結ぶだけでは全体像は把握できない。本稿では、始皇帝と武帝の共通項のうち、巡狩・封禅と対旬奴政策を取り上げ、それらが文景期においてどのように展開されたかを考察し、始皇帝から武帝への推移をあとづけたいと思う。
収録刊行物
-
- 奈良史学
-
奈良史学 (23), 57-74, 2005-12-01
奈良大学史学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050582008179056512
-
- NII論文ID
- 120002677208
-
- NII書誌ID
- AN10086451
-
- NDL書誌ID
- 7990442
-
- ISSN
- 02894874
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- departmental bulletin paper
-
- データソース種別
-
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles