ホテルにおけるPBL型インターンシップとウェルビーイング : ワーク・エンゲージメントとキャリア意向への影響

書誌事項

タイトル別名
  • Factors Affecting Hotel Interns’ Well-being. : Work Engagement and Impact on Career Intention

説明

パンデミック終息後にますます旺盛になる宿泊需要に対して,我が国の宿泊産業では人手不足が深刻化している.業界の待遇改善などが求められる一方,新卒学生の獲得も大きな課題となっている.先行研究では,ホテルにおけるインターンシップ経験が,将来の就職意図に影響を与えることが示唆されているが,いかにしてインターン生にポジティブな体験を提供することができるかが重要である.Schaufeli & Bakker(2004)は仕事の要求度-資源モデル(Job Demand-Resources model:JD-R model)を示し,ワーク・エンゲージメントの重要性を指摘しているが,インターンシップにおいてワーク・エンゲージメントが果たす役割についての研究はみられない.本研究では,2023年8月に志賀高原オリンピックホテルで実施されたPBL型インターンシップ・プログラムに参加した学生に対する調査により,インターンシップにおけるワーク・エンゲージメントが,宿泊業への就職意図にポジティブな影響を与えることを明らかにした.また,インターンシップ・プログラムのあり方に関して今後の研究の方向性について課題を示した.

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