医学系留学生のための包括的日本語教育 : 徳島大学国際センターの取り組み

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徳島大学国際センターの2018年度後期全学日本語コースでは、医学系留学生を対象に医学日本語・生活日本語を組み合わせた授業を行った。医学日本語では、体や病気に関する一般的な表現や臨床で使う表現などを扱った。これまでの文法積み上げ式の「文型シラバス」ではなく、1回完結型の「場面・機能シラバス」を用い、初級から中級以上の日本語学習者が同じクラスで学習するカリキュラムを実施した。受講学生からの評価は高く、コース終了時の評価も良かったが、基礎的な日本語を体系的に学習することはできず、学生の日本語能力が向上したのかといった疑問が残る。今後は学生のニーズと環境にあったカリキュラムと教材作成を検討していきたい。

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