前頭葉機能検査が心拍変動に与える影響 : 青年期を対象に

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タイトル別名
  • マエガシラ ヨウ キノウ ケンサ ガ シンパク ヘンドウ ニ アタエル エイキョウ : セイネンキ オ タイショウ ニ
  • Influence of frontal lobe tests on heart rate variability in young adults

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説明

人は精神的ストレスによって自律神経活動に影響を受け,ストレスの程度が大きければ自律神経失調などの症状を引き起こす.そこで,前頭葉機能検査を負荷試験として自律神経活動の変化を心拍変動でとらえ,前頭葉に対する負荷が自律神経活動に与える影響について検討した.その結果,前頭葉機能検査前にCVRRが高く検査が始まると低下するタイプと,検査前にはCVRRが低く,検査が始まるとCVRRが高くなるタイプの2つのパターンがあることが示唆された.また,前頭葉機能検査の種類によって反応は異なり,Stroop test時にはLFやLF/HFは低下していたが,WCST時ではStroop test時に比べてLF/HFは高値であった.Stroop testの成績は自律神経活動に反映されており,高次処理依存ストレッサーとして利用できる可能性が示唆された.

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