書誌事項
- タイトル別名
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- ダイチョウキン zinT(yodA)タンパクシツ ノ Lipocalin キノウ
- Lipocalin function of E.coli zinT (yodA) protein.
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説明
重金属やアミトロール(AT)で発現誘導され、大腸菌ストレス応答タンパク質の一種であるzinT (yodA)は、一次構造比較やX線結晶構造解析による三次元立体構造などから、C末端領域に金属結合部位を持つこと、ABC transporter やlipocalinファミリーと一部相同なアミノ酸配列を持つことが明らかとなっているが、zinTの金属以外の低分子結合能については報告がない。そこで本研究では、大腸菌zinTタンパク質の種々の物質との結合能を、野生型zinTおよびN末端22残基欠損体(ΔN22)を用いて検討した。 まず、zinTの分子内TyrまたはTrp蛍光を指標として、種々の物質を添加に伴う蛍光強度の減少を測定した。低分子化合物としては、(1)ATおよびdNTP(2) 脂肪酸および脂質5種、(3) 複素式化合物3種、(4)芳香族化合物3種を検討し、zinTに対しそれぞれ添加し、30℃、10分間保温後、蛍光スペクトルを測定した。その結果、化合物添加によりzinTの最大蛍光強度は濃度依存的に減少し、特にdNTP, Qurcetinおよび8-ANSで顕著に見られた。また、野生型とΔN22において、蛍光減少の濃度依存性に顕著な差異は見られなかった。以上より、zinTは疎水性低分子化合物結合能(lipocalin活性)を有し、N末端領域のlipocalin活性に対する寄与は少ないことが明らかとなった。
収録刊行物
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- 自然科学研究
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自然科学研究 29 (4), 35-47, 2015-10
[徳島] : 徳島大学総合科学部 ; 1988-2015
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050583647830583424
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- NII論文ID
- 110010016080
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- NII書誌ID
- AN10065859
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- ISSN
- 09146385
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- NDL書誌ID
- 028436099
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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