Study on the Instruction and Development of Programming Thinking in Programming Education of Science Classes in the Third Grades of Elementary School Through the Practice of the Grade 3 Unit "Let's Turn on the Light Bulb"
Bibliographic Information
- Other Title
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- 小学校第3 学年理科プログラミング教育における プログラミング的思考力の育成と指導方法についての研究 ~小学校3 学年「豆電球の明かりをつけよう」の 単元における実践を通して~
- ショウガッコウ ダイ3 ガクネン リカ プログラミング キョウイク ニ オケル プログラミングテキ シコウリョク ノ イクセイ ト シドウ ホウホウ ニ ツイテ ノ ケンキュウ : ショウガッコウ 3 ガクネン 「 マメ デンキュウ ノ アカリ オ ツケヨウ 」 ノ タンゲン ニ オケル ジッセン オ トオシテ
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2017 年の小学校学習指導要領では,探究的な理科学習を行うことが重視されているとともに,プログラミング教育が必修化されている。プログラミング教育は6 年生の電気単元に探究的・発展的な学習として位置付けられた実践報告及び研究が多い。一方で, 3 年生は理科を始める学年であることから,探究的な学習として3 年生を対象としたプログラミングの実践報告及び研究は少ない。そこで,本研究では,プログラミング経験の少ない理科の始まる小学校3 年生を対象とし,「豆電球の明かりをつけよう」の探究活動にプログラミングを位置付けた授業実践を通して,プログラミング的思考がどの程度可能なのかを検証した。その結果,小学校3 年生の段階でも,探究の過程において,プログラミングの目的を理解し,新しい「動作」を発想できることがわかった。一方で,「動作」を「命令」に組み合わせるなど,抽象的な思考が必要になる作業に関しては,困難な児童がいることもわかった。ただし抽象的な思考が困難であっても,ワークシートに沿って抽象化が可能な児童や,具体的な物を使って試行錯誤することでできる児童,友達の様子を見ながらできる児童がいることが明らかとなった。
Journal
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- 教育実践方法学研究
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教育実践方法学研究 6 (1), 31-44, 2021-03-20
日本教育実践方法学会