服の印象におけるデザイン,色,素材の優位性
書誌事項
- タイトル別名
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- Superiority among Design, Color and Material in Impression of Clothing
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説明
現代の若者のファッションを女性5つ,男性4つにカテゴライズしたところ,多くの人たちが一致した印象を持っていることが分かったので,その結果から,女性について「清楚系」,「ロリータ系」,「スタイリッシュモデル系」,「ギャル系」および「元気カラフル系」,男性について「子犬系」,「ダンディ系」,「ヤリラフィ系」および「ヒップホップ系」と,各々のカテゴリーの名称を決定した。カテゴリーごとに,最も似合うデザイン,色,素材について,多くの人が類似した印象を持つことが分かったので,その結果から,各カテゴリーについて最も印象の合うデザイン,色,素材を調べた。例えば,「清楚系の女性は白いレースのワンピースが似合う」,「子犬系の男性はベージュ色の毛糸ニットとチノパンが似合う」などが決定された。これらの結果をイラスト化し,服の印象における,デザイン,色,素材の間の優位性を比較するインタビュー調査を行ったところ,全体ではデザイン,素材,色の順に優位性が高かったが,女性はデザインの優位性が高く,素材の優位性が低かった。一方,男性は色の優位性が低かった。これは,服のデザインのバリエーションが,女性には多いが,男性には少ないためや,男性の場合は雰囲気の異なる人達でも似合う色の差が小さいためと考えられる。
収録刊行物
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- 弘前大学教育学部紀要
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弘前大学教育学部紀要 132 103-110, 2024-10-23
弘前大学教育学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050583734610034944
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- NII書誌ID
- AN00211590
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- ISSN
- 27596362
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- HANDLE
- 10129/0002000640
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB