間歇的導尿法にて尿路管理中の二分脊椎症例の検討

HANDLE 被引用文献3件 オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Clean intermittent catheterization in the management of spina bifida: a review of 113 cases

この論文をさがす

抄録

CICへの主な変更理由は, VUR (48/113例)および残尿(36/113例)によるものであった.対象症例の56.6%が低活動性利尿筋・活動性括約筋群に属する症例であり, 下肢麻痺についてはSharrard分類のGroup 1~3が29例, Group 4~6が84例であった.CICにより水腎・水尿管は37/71例に, VURは36/63例に, 尿路感染症は39/55例に, 尿失禁は72/87例に改善をみた.主な合併症としては腎盂腎炎が12例, 尿道痛が5例に認められた.膀胱機能障害を有し, 排尿障害を認める症例においてCrede法やValsalva法を採用した場合, 高圧排尿を余儀なくされる症例では, 初期の段階でCICを選択することが最も望ましい.一方, 低圧排尿が可能な症例については, Crede法, Valsalva法またはCICのいずれの方法を選択しても良い

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 37 (2), 117-121, 1991-02

    泌尿器科紀要刊行会

被引用文献 (3)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ