アラル海の縮小や集水域の灌漑地拡大の影響を考慮した水・熱収支の経年変化の再現
書誌事項
- タイトル別名
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- Analyzing Annual Changes in Water and Heat Balances Considering the Impacts of Expanding Irrigated Area and Shrinking of the Aral Sea
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抄録
アラル海流域では, ソ連期から始まる大規模な灌漑計画の結果として深刻な水不足が発生した。下流地域を中心に水不足に苦しむ人々は数百万人に上ると報告されており, アラル海の面積も1960年の10%にまで縮小した。この問題を解決するには持続可能な灌漑計画が必要であり, その計画のためには流域で使用可能な水資源量と灌漑地での水需要量が科学的基礎情報として有用である。 本研究は灌漑による水使用の影響を陽に取り扱うことのできる陸面過程モデルSiBUCを用いて, 1961年から2000年までの40年間で流域の水・熱収支を解析することにより, 流域の水資源量・灌漑水需要量が灌漑計画の影響を受けてどのように変化してきたのかを物理的に解析した。
収録刊行物
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- 京都大学防災研究所年報. B
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京都大学防災研究所年報. B 54 (B), 691-698, 2011-10-20
京都大学防災研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050845760653744640
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- NII書誌ID
- AN00027784
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- ISSN
- 0386412X
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- HANDLE
- 2433/151024
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB