京都市内にある文化財建造物の地震火災による焼失リスク

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タイトル別名
  • Burn-down Risk of Architectural Monument Surrounded by a Group of Wooden Houses in Case of Post-earthquake Fire Spread

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抄録

本研究では, 京都市東山区内の7つの文化財建造物を対象として, 地震火災による焼失リスクの評価を行った。評価にあたっては, 筆者らがこれまでに開発した市街地火災延焼モデルを利用し, 出火, 消火活動, 地震動による建物構造被害, 気象の各条件の不確実性を考慮したモンテカルロシミュレーションを行った。分析の結果, 六波羅蜜寺, 法観寺, 建仁寺の焼失リスクは, それらを取り囲む一般家屋の焼失リスクと同等であることが分かった。このことは, これらの文化財建造物が周辺の家屋と一体的に市街地を形成しており, 周辺からの延焼火災の被害を受け易くなっていることを示している。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050845760653766784
  • NII書誌ID
    AN00027784
  • ISSN
    0386412X
  • HANDLE
    2433/151092
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB

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