分布型流出モデルに沿ったマクロスケールでの土砂生産・輸送モデリングの基礎的研究

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タイトル別名
  • Fundamental Study on Macro-Scaled Sediment Yield/Transport Modeling Based on Distributed Runoff Model

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抄録

本研究は,分布型流出モデルに合わせて広域分布で考察できるような土砂生産・輸送モデルを作り上げるための基礎的な考察を行う。そこでは流砂水理学の基礎式に対して,流域分布の検討が可能な流出モデルと同じスケール・同じサイズの数値モデルとして扱えるように考える。放射線物質輸送解析とその影響評価も可能なように,沈降・巻き上げて移動する浮遊砂,ないしは流体力で河床移動する掃流砂に着目し,これらを流出解析の結果と連成して検討できるモデル作成を試みた。はじめに土砂輸送観測値のある流域での計測結果と計算結果を比較して妥当性があることを確認し,次に実流域での計算を行った。その際,流量も土砂輸送量も大雨時に精度が大きく落ちたが,2011年のHQ式推定のハイドログラフとも比較した結果,ダムの影響で精度が落ちていることを確認した。少雨時に本モデルは両者の変動特性を表現できており,分布型土砂輸送モデル作成の目的は達せられた。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050845760672604928
  • NII書誌ID
    AN00027784
  • ISSN
    0386412X
  • HANDLE
    2433/161825
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB

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