冬季極東域の気温変動と関連する大気循環の特徴

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タイトル別名
  • Characteristics of Atmospheric Circulation Related to Wintertime Temperature Variation over the Far-East

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抄録

再現性と持続性を持つ極東域での冬季の温度偏差パターン(レジーム)を,極東域における長周期温度変動成分の二つの主成分(EOF)で張られる2次元位相空間で定義した確率密度関数(PDF)を用いて調べた。解析では,1957/58年から2001/02年までの45冬季分のERA-40再解析データを用いた。解析で得られたレジームは,極東域全域,特に西日本が低温偏差となる温度偏差パターンで特徴づけられ,対流圏上層における東シベリア域の高気圧性偏差と極東域の低気圧性偏差を伴う。さらに,このレジームは,アラスカから西進するブロッキング高気圧と,南シナ海での対流活動偏差で励起されるベンガル湾付近から射出するロスビー波束,及びヨーロッパ域からのロスビー波束により形成されることが示された。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050845760672613248
  • NII書誌ID
    AN00027784
  • ISSN
    0386412X
  • HANDLE
    2433/161849
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB

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