東北地方太平洋沖地震後に活発化した飛騨山脈脊梁部の地震活動について
書誌事項
- タイトル別名
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- Seismic Activity in the Hida Mountain Range after the 2011 off the Pacific Coast of Tohoku Earthquake
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抄録
平成23(2011)年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の本震発生直後より,飛騨山脈南部の焼岳から乗鞍岳の周辺で顕著な地震活動の活発化がみられた。この活動は本震の発生後約10分以内に始まり,約一カ月間継続した。活動の初期には,焼岳北方と焼岳・乗鞍岳間の2か所に活動の中心があったが,後者は3月20日頃までに鎮静化し,前者の活動は4月初旬まで継続した。焼岳北方約3kmの地点で,3月11日14時57分にMjma4.7,3月21日13時15分にMjma4.8の地震が発生するなど,2個のM>4.5の地震を含む活発な地震活動がみられた。焼岳北方の地震の発震機構解は,本地域の広域応力場である北西―南東圧縮の場を示しており,過去の研究と整合的である。また,解析期間に限れば,マグマ貫入等があれば発現する可能性のある,応力場の局所的な擾乱による発震機構解の時間的な変化は見られなかった。
収録刊行物
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- 京都大学防災研究所年報. B
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京都大学防災研究所年報. B 55 (B), 95-104, 2012-09-30
京都大学防災研究所
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050845760672620032
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- NII書誌ID
- AN00027784
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- ISSN
- 0386412X
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- HANDLE
- 2433/161866
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB