熱帯人工林の生物多様性

HANDLE Web Site Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Biodiversity in the tropical plantation forest
  • ネッタイ ジンコウリン ノ セイブツ タヨウセイ

この論文をさがす

説明

マレーシア・サバ州、 ベトナムおよびタイの計3箇所のアカシア植林地と自然林について、 シロアリ相と木材腐朽菌類 (多孔菌類) 相の定量的調査を行った。 また、 インドネシア・南スマトラ州のアカシア植林地において、 鳥類相の調査を実施した。 これらの調査結果から、 生物多様性を考慮した持続的植林地管理方法について考察を行った。 得られた結果は、 大規模植林地における生物多様性維持のためには長伐期化だけでは不十分であり、 保護林 (二次林) や残存林の配置を適切に行う必要があることを明らかに示していた。 さらに、 シロアリ類や菌類など移動性の乏しい生物群については、 アカシア植林による乾燥化が生物多様性においても重要な意味を有していることが示唆された。

収録刊行物

  • 生存圏研究

    生存圏研究 7 95-99, 2012-02-29

    京都大学生存圏研究所

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ