歴史教科書論争と教育改革 : 両者に共通する思考停止的問題点を探る
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説明
歴史教科書をめぐる論争は,子供からの視点が抜け落ちている。子供に何を教えるかよりも,どんな子供になってほしいかの方が重要なのに,そのことが話題にされていない。歴史というのは,過去に学んで将来に活かすものであるはずなのに,歴史教科書をめぐる論争は,将来を見据えていない。最初に結論ありきの,当時の日本を正しく知ってこそ,新しい日本を作っていくことができるはずだ。しかし,最初に結論ありきの姿勢は,今にいたるも変わっていないのではないか。現在の教育改革が抱える問題点も,最初に結論ありきではないのか。歴史教科書問題や教育改革を,あえて現在の流れに逆行し,子供の視点から再点検してみた。
収録刊行物
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- 高校教育研究 / 金沢大学教育学部附属高等学校
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高校教育研究 / 金沢大学教育学部附属高等学校 50 87-115, 1998-10-01
1998-10-01
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050845760925371008
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- NII論文ID
- 110000409794
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- NII書誌ID
- AN00081790
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- HANDLE
- 2297/1406
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles