前頭葉神経伝達物質開口分泌機構における機能的synprint蛋白複合体の解析

書誌事項

タイトル別名
  • Pharmacological differences in exocytosis mechanisms between dopamine, serotonin and glutamate in rat prefrontal cortex
  • ゼントウヨウ シンケイ デンタツ ブッシツ カイコウ ブンピツ キコウ ニオケル キノウテキ synprint タンパク フクゴウタイ ノ カイセキ
公開日
2002-03
資源種別
journal article
権利情報
  • 本文データは財団法人先進医薬研究振興財団の許諾に基づき複製したものである。
公開者
先進医薬研究振興財団

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説明

神経伝達物質開口分泌機構解明を目的に,ラット前頭葉におけるglutamate(GLU),dopamine(DA),serotonin (5-HT)の基礎・Ca²⁺刺激性・K⁺刺激性遊離に対する電位依存性Ca²⁺チャネル(VSCCs),蛋白リン酸化酵素(PKs)・シナップス蛋白(SNAREs)の効果をin vivo microdialysisを用いて検討した.基礎monoamine(MA)遊離は,N型VSCC(N-VSCC)/PKC/syntaxin複合体とP型VSCC (P-VSCC)/PKA/synaptobrevin複合体によって規定されていたがN-VSCC/PKC/syntaxinが主要機構であった.Ca²⁺刺激性遊離はN-VSCC/PKC/syntaxin複合体によって規定されていたが,P-VSCC/PKA/synaptobrevinの影響を受けていなかった.K⁺刺激性遊離も基礎遊離同様に,P-VSCC/PKA/synaptobrevinとN-VSCC/PKC/syntaxinによって規定され,P-VSCC/PKA/synaptobrevin複合体が主要機構であった.一方GLUの基礎・Ca²⁺刺激性遊離はMAとは異なり,VSCC・PKA・SNARE阻害薬の影響を受けなかったが,K⁺刺激性遊離は,MA同様にP-VSCC/PKA/synaptobrevinとN-VSCC/PKC/syntaxinによって規定されていたが,P-VSCC/PKA/synaptobrevin複合体が主要機構であった.本研究結果は,ラット前頭葉の神経伝達物質遊離は,少なくともP-VSCC/PKA/synaptobrevinとN-VSCC/PKC/syntaxinの2系統のsynprint蛋白機能的複合体によって規定されている可能性を示唆した.

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