韓国企業における「職級制度」の展開

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  • カンコク キギョウ ニ オケル 「 ショッキュウ セイド 」 ノ テンカイ
  • Development of Ability-based Ranking System in Korea

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1997年に発生した韓国の「IMF事態」(アジア通貨危機) は, 韓国の伝統的な人的資源管理に大きな変化をもたらした。その変化はこれまでの人事・雇用慣行を大幅に修正する方向へとおし進められた。とりわけ従業員の処遇の中心となる「職級制度」が成果主義を一層強める方向で修正され, 米国で一般的な職務等級制が大企業を中心に導入されつつある。職務等級制は, 従業員の社内序列を人の格付けではなく職務の格付けによって行う点において従来の韓国の「職級制度」とは大きく異なっている。すなわち, 人中心の人事管理から職務中心の人事管理への転換である。本稿では, 韓国企業における「職級制度」は時代とともにどのように展開されてきたのか, また, それに伴って企業内の人的資源管理はどのように変わってきたのか, その実態と特徴を明らかにした。

identifier:http://repository.kyusan-u.ac.jp/dspace/handle/11178/2046

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