書誌事項
- タイトル別名
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- Excel ノ チャート オプション キンジ キョクセン ノ ツイカ キノウ ノ ヒョウカ
- Evaluation of the chart tool's option "add trendline" in MS Excel
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説明
type:Article
MS Excelのチャートツールは教育やビジネスなどの分野で多用されている。しかし,チャートツールの正確性についてはあまり検証されていない。チャートツールの出力は図であるから,目視によるチェック以外の検証法は少ないが,検証が不十分なツールの利用は非常に危ういと考えられる。本稿はチャートツールの一部,"近似曲線の追加"オプションに限定してその振るまいの正確さを検討する。"近似曲線の追加"機能の異常な振るまいがMSのサポートKB211967[4],KB829249[5],Aoki[1]で公開されたが,稀なケースかあるいは一般的な問題かについては言及していない。本稿ではこれについて,処理アルゴリズムと描画エンジンの2方面から検討する。結論として,"近似曲線の追加"機能はアルゴリズムに問題があり,少し大きいデータ(あるいは数の多いデータ)を適用すると異常な結果を得ることが多い。また,描画エンジンは正確に数式のデータを近似曲線に変換している場合もあれば,まったくできない場合も存在する。加えて,"近似曲線の追加"を利用するとき,Excelの設計上の原因でまったく意味のない数式とR^2値が出力されることがあるので,注意が必要である。なお,本稿でWindows版のExcel2000,Excel2003とExcel2007を対象とする。
identifier:http://repository.kyusan-u.ac.jp/dspace/handle/11178/2232
収録刊行物
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- 九州産業大学経営学論集
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九州産業大学経営学論集 18 (4), 113-122, 2008-03
九州産業大学経営学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050845761105356032
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- NII論文ID
- 110007025777
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- NII書誌ID
- AN10360167
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- ISSN
- 18823327
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- NDL書誌ID
- 9436208
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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