不安の根源-『ハムレット』と『マクベス』-
書誌事項
- タイトル別名
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- フアン ノ コンゲン ハムレット ト マクベス
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説明
およそ二十年間に渡るシェイクスピアの創作年代において普通第二期あるいは第三期と呼ばれる詩人の最も実り多い時期は、言うまでもなく<シェイクスピアの悲劇時代>と呼ばれている。この一六〇〇年頃から始まるおよそ五年間から六年間に、シェイクスピアはいわゆる<四大悲劇>を含む彼の最高傑作を次々と世に送り出したが、この時期の始まりが『ハムレット』であり終わりが『マクベス』であるという事実はもっと注目されてよい。両作品とも<四大悲劇>に入っているが詩人の創作年代から見ればそれぞれ<シェイクスピアの悲劇時代>の端緒と結末に位置している。もとよりシェイクスピアが『ハムレット』以前に悲劇を書かなかったとか、『マクベス』以後に悲劇を書かなかったと言うのではない。
収録刊行物
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- 文芸研究
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文芸研究 45 146-183, 1981-03-31
明治大学文芸研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050845762305841792
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- NII論文ID
- 120001438606
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- NII書誌ID
- AN00222101
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- ISSN
- 03895882
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- HANDLE
- 10291/1152
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- NDL書誌ID
- 2252505
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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