マーケティング研究の行為論的基礎と制度

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タイトル別名
  • マーケティング ケンキュウ ノ コウイロンテキ キソ ト セイド
  • Maketingu kenkyu no koironteki kiso to seido
  • A theory of action and institution in marketing

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抄録

type:text

1980年代以降のマーケティング研究において特筆すべき新動向としては, 1)解釈学的研究の出現, 2)歴史的研究の新たな高まり, 3)新制度派を中心とした経済学的研究の復活, 4)関係性マーケティング研究の出現,の4つが挙げられ,そこには歴史的個別性への関心と関係性あるいは制度への関心という2つの関心が芽生えている。この2つの関心の芽生えから今後のマーケティング研究の動向はどのような方向を目指すべきであろうか。本論文では,同様の問題状況であった19世紀のドイツの社会科学の研究状況におけるWeberの方法論的提言を吟味し,それをPopperの方法論的提言と対比したうえで,そのマーケティング研究への含意が示される。

樫原正勝教授退官記念号 論文

収録刊行物

  • 三田商学研究

    三田商学研究 51 (4), 291-308, 2008-10

    慶應義塾大学出版会

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