日清戦争以降満州事変以前における日本赤十字社の救護の変遷

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タイトル別名
  • Transition in the aid by the Japanese Red Cross from Japanese-Sino War to Manchurian Incident
  • ニッシン センソウ イコウ マンシュウ ジヘン イゼン ニ オケル ニホン セキジュウジシャ ノ キュウゴ ノ ヘンセン

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抄録

本論文の目的は,日清戦争以降から満州事変以前において,日本赤十字社がどのような救護をおこなっていたのかを明らかにすることにある.日本赤十字社の主たる事業上の使命は,戦傷病者をケアすることであった(「戦時救護」).但し,国際赤十字社は,1920 年以降,健康管理や疾病予防のための取り組みを行なうようになった.この流れを受けて,日本赤十字社は,少年赤十字を結成し,学校看護婦および社会看護婦を養成し,林間学校を文部省と協力して行なうようになった(「平時救護」).これら事業は日本における健民健兵政策と強く結びついていた.

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