A case study on orientation in walking for a child with visual impairment

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  • 視覚障害児のオリエンテーションに関する指導
  • シカク ショウガイジ ノ オリエンテーション ニ カンスル シドウ

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先天性全盲の視覚障害者を対象に、歩行時におけるオリエンテーションの指導を行った。その結果、本児にとって、点図(小空間)及び実際の空間を縮小した空間(中空間)において獲得した情報のみを活用し、実際の広い空間(大空間)を移動することは困難であった。しかしながら、点図やボード等の触地図、実際の場を縮小した空間における学習は、目的地までの大まかなルートを把握するのに有効であり、立体地図は、ランドマークの種類や位置を把握するのに有効であった。また、指導中、本児には立体地図によって与えられた情報以外に、トイレでは換気扇のスイッチを、階段では非常用扉を自身でランドマークとして定める行動が見られた。より正確なメンタルマップを形成していくためには、触地図によって与えられたランドマークだけでなく、自身でランドマークとして活用しやすいものを新たに設定し、立体地図に表し加えていく学習が有効と考えた。

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