インドMP州の1農村における農業的土地利用の変化 : cadastral bookの分析から

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タイトル別名
  • Changes in agricultural land use of a village, M.P., India : an investigation of the cadastral book of Chirakhan village
  • インド MPシュウ ノ ノウソン ニオケル ノウギョウテキ トチ リヨウ ノ ヘンカ : cadastral book ノ ブンセキ カラ

抄録

Cadastral Bookによる農業的土地利用、及び農家での農業経営に関する聞き取り調査にもとづいて、インド、MP州のチラカーン村で1990年代以降の農業の変化を検討した。その結果、雨季作の大豆と乾季作の小麦という農業的土地利用の基本的なパターンは10年を経ても大きく変わってはいない。そうした中で、指摘できるのは野菜の作付けが増えていることである。カリフラワーやジャカイモ、タマネギ、ニンニクなどが目立った品目である。その面積は大豆や小麦とは比べるまでもないが、野菜栽培は集約的な性格を持ち、面積の割には多くの労働力を必要とする。村での聞き取りでは、大豆と野菜の間では、単位面積当たりの労働力には数倍から十倍以上の開きが確認された。野菜栽培面積は増加しつつあるが、なお全体に占める割合は大きいわけではない。しかしながら、労働者雇用を通じて、村内経済に与える影響は少なくない。

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