製造企業における技術者倫理の実践 一退役技術者の回顧的考察から

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  • セイゾウ キギョウ ニ オケル ギジュツシャ リンリ ノ ジッセン : イッタイヤク ギジュツシャ ノ カイコテキ コウサツ カラ
  • セイゾウ キギョウ ニオケル ギジュツシャ リンリ ノ ジッセン イチタイヤク ギジュツシャ ノ カイコテキ コウサツ カラ
  • A practice of engineer ethics in manufacturing enterprise Look back on one of the retired engineer

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抄録

高等技術教育を受けた多くの技術者は,企業で様々な技術業務を行なっている.企業内技術者といっても,入社直後の見習いからある程度経験を積んだ技術者,管理職で実務と管理を行うプレーイングマネージャーなどと技術業務は様々である.技術者倫理についても,一律に扱うことはできない. 著者は非鉄金属圧延業である素材製造業で約40年間技術業務に携わった.その過程で,技術業務を遂行するとき,どのようなときに技術者倫理を問われたか,あるいは,問われそうになったかについて振り返ってみた.業務の遂行とは,技術的意思決定とも言える.どのように判断を下すかは,企業の創業理念,過去から積み重ねられた技術者魂並びに,技術者の日頃の倫理観などにより,影響を受けることが分かった.すなわち,優れた技術者倫理観をもった者は優れた技術者倫理の実践と成果を生み出すものである.

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