脳血管障害における経頭蓋超音波検査

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  • TRANSCRANIAL COLOR-CODED FLOW SONOGRAPHY IN ASSESSMENT OF STROKE PATIENTS

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type:Article

脳梗塞をはじめとする脳血管障害患者において,頭蓋内血管を評価することは重 要であり,簡便に評価できる経頭蓋超音波検査の有用性は大きい。骨条件によっては十分な描 出が得られないこともあるが,超音波造影剤を併用するなどして,頭蓋内動脈の狭窄,閉塞病 変の評価ができる。また,通常TCDで行われることが多い微小栓子検:出を応用して,TCCSで 気泡を頭蓋内血管でとらえ,脳梗塞の原因診断を行えることもある。脳外科領域では,脳動脈 瘤,もやもや病の診断や治療前後の評価,また,術中術後のモニターとして,内頸動脈内膜剥 離術前後の血流評価やくも膜下出血後の脳血管攣縮の評価などにも用いられ,臨床応用の幅は 広い。脳血管障害における経頭蓋超音波検査の現時点での応用について紹介する。

identifier:Journal of Nara Medical Association Vol.58 No.5-6 p.155-167

identifier:13450069

identifier:http://ginmu.naramed-u.ac.jp/dspace/handle/10564/321

identifier:Journal of Nara Medical Association, 58(5-6): 155-167

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