群衆演出の観点から見たベルトルト・ブレヒトの理論とその実践

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タイトル別名
  • Bertolt Brecht's 'Lehrstück' and Max Reinhardt's 'Massenregie'
  • グンシュウ エンシュツ ノ カンテン カラ ミタ ベルトルト ・ ブレヒト ノ リロン ト ソノ ジッセン

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抄録

本稿においては、ベルトルト・ブレヒトの『教育劇』上演を巡る活動が、マックス・ラインハルトの群衆演出の観点から捉えられる。ブレヒトの『教育劇』に関する理念においては、観客の上演への参加が考慮されている。しかし、劇に登場するエキストラの群衆を観た観客が上演に巻き込まれるラインハルトの群衆演出とは異なり、ブレヒトの『教育劇』の観客は最初から作品の展開の一部に組み込まれた、演じる側の群衆である。ラインハルトの群衆演出とブレヒトの『教育劇』の上演は、本質的に異なる理念の下において行われたのである。

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