児童福祉施策における家族支援 : 児童福祉法の歴史的変遷を中心に

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抄録

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従来見られなかった家族支援が福祉施策の中に組み込まれるようになってきた。元々福祉が対象としていた個人だけではなく、その個人を養育・扶養・介護している家族を支援することで、家族の負担を軽減させるねらいがある。家族支援も「社会福祉の役割」とする考え方への変化がみられるようになった。この変化は児童福祉においても例外ではなく、児童福祉の理念は「すべての児童」を対象にしていたが、現実とのかい離がみられた。家族支援に加え少子化対策により家族、特に親への支援は児童福祉施策の重点的な課題となった。児童福祉の変遷から家族支援の施策を整理し、それを具体化し実践する保育士などの専門職の家族支援についてエンパワメントを用いた方法を整理した。

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