書誌事項
- タイトル別名
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- Die Aufklarung der Vorsokratiker : DK. Fragmente und Kant,I.
- ソクラテス イゼン テツガクシャ ノ カイメイ DK ダンペン ト カント
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説明
ヨーロッパ哲学は、古代ギリシアに始まる。古代ギリシア哲学の3つの時期区分のうち、ホワトヘッドは「プラトン的」立場から、プラトンを含む第二期に注目し、第一期のソクラテス以前哲学者達を顧慮しない。これに対し、第一期ソクラテス以前哲学者達を高く評価する哲学者達が、数名挙げられる。本論では、西洋哲学の起源は、その哲学者達が指摘するように、第一期ソクラテス以前哲学者達に有ると考え、それらの第一期哲学者達の解明を、試みるものである。なお本論では、副題で示すように、ディールス-クランツ『断片』とカント批判哲学の論述を用いるものとする。本論文の構成について、哲学の兆候を示す哲学以前、前期自然哲学で自然の原理を問うミレトス学派、また別個にピュタゴラス学派、ヘラクレイトスを取り上げる。更に存在と静止のエレア学派、後期自然哲学の多元論と原子論、そして認識論のソフィスト思潮の特質をそれぞれ論述する。この試論は、「哲学的自己省察」の一つである。
収録刊行物
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- 人間文化研究
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人間文化研究 18 167-192, 2012-12-21
名古屋 : 名古屋市立大学大学院人間文化研究科
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050845762473630208
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- NII論文ID
- 120006682135
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- NII書誌ID
- AA11807171
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- ISSN
- 13480308
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- NDL書誌ID
- 024202627
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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