助言の受け入れ可能性評定に及ぼすカウンセラーの指示性の効果

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タイトル別名
  • The Effect of Counselor's Directivity on Advice Acceptability Rating

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説明

カウンセラーの指示性の効果を調べるために、2つの実験を行った。効果の測定には受け入れ可能性評定尺度を用いた。実験計画は2要因計画で、話題の親密値に関する2条件(高・低)と、カウンセラーの指示性に関する2条件(指示・非指示)を設定した。カウンセラー役とクライエント役にはそれぞれの条件に従って役割を演じさせ、ビデオ録画した。実験Iでは同一の評定者に4つの実験条件のすべてのビデオを視聴させ助言の受け入れ可能性評定を行わせた。実験IIでは、条件ごとに別々の評定者に評定させた。その結果、行動的、認知的、感情的側面のうち、行動的側面では指示的応答の評定値が高くなり(実験I、IIとも)、認知的側面では非指示的応答の評定値が高くなった(実験II)。これらの結果は、カウンセラーの指示性がクライエントの異なる側面に異なる影響を与える可能性を示唆している。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050845762492592256
  • NII論文ID
    120003132331
  • NII書誌ID
    AN00181106
  • ISSN
    13404415
  • Web Site
    http://hdl.handle.net/10105/7026
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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