EFL学習者のリスニング能力と性格特性

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タイトル別名
  • A Study on EFL Learners5 Listening Ability and Learners' Personality
  • EFL ガクシュウシャ ノ リスニング ノウリョク ト セイカク トクセイ

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抄録

本研究の目的は, EFL (English as a Foreign Language)学習者がLL (Language Laboratory)教室において音変化に焦点を置いた反復練習を個別に行った場合,どの類型の性格特性がリスニング能力の向上に貢献できるのかを実験的に明らかにすることである.被験者は新潟県内の短大の1年生98名であった.実験期間は, 1999年の4月から10月上旬であった.被験者は,アイゼンクによるモーズレイ性格検査によって外向性と内向性の2つの類型群に分けられ,次に神経症的次元を加えて分類される4つの類型群に分けられた.リスニング能力の測定については,JACET Basic Comprehension Test Form AとForm Bの結果をそれぞれ事前テストと事後テストとして採用した.内向性と外向性の類型は,両群ともリスニング能力は伸びたものの類型間の伸びには有意差はみられなかった.また, 4つの類型群の被験者のテスト結果に対する分散分析では,不安定性一外向性と安定性-内向性の2つの類型群において,リスニング能力が有意に向上したことが明らかになった.

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