児童福祉学専攻における病棟保育見学実習の教育効果について

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タイトル別名
  • Educational Effects on Nursing Practice in the Pediatric Wards
  • ジドウ フクシガク センコウ ニ オケル ビョウトウ ホイク ケンガク ジッシュウ ノ キョウイク コウカ ニ ツイテ

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抄録

本学ではここ数年間、保育士養成校において病棟保育学習の重要性を考えて、病棟保育見学実習を授業やボランテイアに取り入れてきた。学生のボランテイア活動の報告からの病棟保育の教育効果については前年度報告した。今回は見学実習後のアンケート結果が得られたので、病棟保育見学実習の意義と今後の養成校としての課題を探ることを目的とした。 1 日あるいは2 日の見学実習でも多くの教育効果があった。すなわち、保育士の業務の幅を広げることができたこと、病気についての知識、支援の仕方、あり方についての学びが深まったこと、他職種との連携の大切さ、学習への動機づけが高まり、積極的に取り組む姿勢の醸成がなされ、保育士の専門性を高めるきっかけとなり、充実した学生生活が期待できるという実感が持てたようである。また病院の現場で保育士に求められることと学生が病棟保育士に必要だと思うことの違いなどが明らかにされた。これらを踏まえ、保育士の養成校として今後の教育の若干の検討をした。

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