一般市民が社会教育としてのカウンセリング講座から得たもの

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  • イッパン シミン ガ シャカイ キョウイク ト シテ ノ カウンセリング コウザ カラ エタ モノ

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カルチャーセンターにおける社会教育としての「カウンセリング講座」に参加した受講者たちが、1年間の講座のなかで何を得たか、生活にどのような変化をもたらしたかを報告する。方法としては、講座終了の時点での受講者たちの感想文をKJ 法的方法で分析する。受講者たちは「講座」において自分を見つめる機会をもち、自分への気づきを得て、自己理解・他者理解を深め、日常生活での家族や身の回りの人たちとのかかわり方を変化させていく。そして自己の広がりを感じ、これからの自分への時間的展望を持つようにもなる。このような変化は、「講座」が体験学習のかたちをとり、受講者同士のかかわり合いが豊富であることに因るところが大きい。報告をとおして、社会教育としての講座の意義を明らかにし、講座の内容や進め方に新たな示唆を得る。

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