介護予防活動の検討--団塊の世代の高齢期への移行

書誌事項

タイトル別名
  • A study on elderly fitness programs and activities: transition for elderly of the baby-boom generation
  • カイゴ ヨボウ カツドウ ノ ケントウ ダンカイ ノ セダイ ノ コウレイキ エ ノ イコウ

この論文をさがす

抄録

2007年3月、団塊の世代が定年を迎えた。団塊の世代は従来のおおよそ2倍の人口を持っており、その人口の社会に与える影響は大きい。今回、保健福祉の観点から団塊の世代の高齢期への移行について考える。従来から一般的に75歳頃から要介護率が増加傾向にある。単純に考えても、15年後つまり、2022年には現在のおおよそ2倍の要介護人口が増えることになる。しかも、この人口の増加は2007、2008、2009と続き、そのままの人口が第20回生命表(完全生命表)によると、平均寿命である男性77.72歳、女性84.60歳(2005年)まで伸びることになる。国としても今後は様々な政策を打ち出してくると思われる。 こうした状況にあって、どの人々も自分らしさを失わないでそれぞれの人生を過ごしてほしいと思う。この観点で、一つには、政策上の介護予防に焦点をあて、現在までの政策の変化をたどることで今後の政策の方向性をさぐること。二つには、これからの時間を人々が自覚することで、介護予防の視点で日常生活を営み、かつ、楽しく、社会に貢献できる高齢期のすごしかた等について検討する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ