表面処理法の違いによるジルコニアとハイブリッドセラミックスの接着強さ
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抄録
表面処理法の違いによるジルコニアとハイブリッドセラミックスとの接着強さを比較検討した。表面処理法のうち、イトロ処理単独を除いた処理法においては、対照群と比較して初期接着強さは向上した。ロカテックシステム、イトロ処理+シランカップリング処理は、他の処理法と比較して有意に高い接着強さを示した。アルミナサンドブラスト処理、シランカップリング処理、イトロ処理を単独で行った場合は、サーマルサイクル試験中に全ての試料が接着面で剥離した。ロカテックシステム、イトロ処理+シランカップリング処理を行った場合のサーマルサイクル試験後の接着強さは有意に低下した。以上より、ロカテックシステム、イトロ処理+シランカップリング処理はジルコニアとハイブリッドセラミックスの接着に有効な表面処理法であることが示唆された。
収録刊行物
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- 奥羽大学歯学誌
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奥羽大学歯学誌 39巻 (2号), 57-68-, 2012-06
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050845762554398080
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- NII論文ID
- 120005470360
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- ISSN
- 09162313
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles